アメリカを代表するトップハイエンドブランドであるクレルのパワーアンプです。
当時のマークレビンソンやパスラボなどとも並んだハイエンド全盛ブランドとしてもお馴染みですね。
設立は1979年とまだまだ歴史の浅いブランドかと思いますが、当初は奇才エンジニアであるダン・ダゴスティーノ氏によるものと考えれば輝かしい時代とも言えるでしょう。
特に純A級アンプに拘りぬいた製品を得意とするブランドであり、絶対的な品質と妥協の無い設計は現代でも通ずるのでは無いでしょうか?
今回出品のお品は、そんな同社が手がけた記念すべき処女作となる傑作モデルです!
設計においては同時期にリリースされたKSA-50を二倍に構成したデゥアルモノ構成、純A級動作と言う点が大きな特徴かと思います。
また、大型の電源トランスを左右独立とした点や40000μFのコンデンサーを4基搭載した超強靭な電源回路にも驚きます。
無論、C/R類も音質面を考慮した最高級品となりますが、パワートランジスターやダイオードなどのC/R類には日本製を採用した点はちょっとユニークですね。
重量も35kgとかなりのヘビー級である点からも如何に物上投入のされたかが伺えます。
実際に聴いてみると、純A級ならではの全体的な音の厚みとリアリティが素晴らしく、音楽の持つ躍動感も流石です!
レビンソンのようなスピード感とはまた異なり、輪郭の良さも素晴らしくハイエンドの名に恥じない解像度に驚きます!
出力は100W+100Wと十分な高出力、往年のJBLを初め、現代のハイエンドスピーカーにおいても十二分にドライブする事もできます。
音楽もいかなるジャンルにおいても抜群の再現力があり、流石ダゴスティーノ設計は違いますね!
プリアンプも同社のPAM2やPAM3と組まれるとよりパフォーマンスが発揮される事でしょう。
デザインはいたってシンプルな佇まいですが、サイズ感といいアルミ削り出しのシャシといい、フロントパネルの重厚さといい写真で見る以上に上質なお品です。
定価は1980年当時で1100000円と超高額なハイエンドモデルでした!
コンディションにおきましては、目立つキズなども殆ど見られない美品かと思います。
出品に際しプロによるメンテナンスも行っておりますので、しばらくは問題なくお使い頂ける事だと思います。
クリーニングも兼ねて内部の様子も確認しましたが、大変に綺麗な状態です。
一部、修理に伴うC/R類の変更はございますが、国産の高品位なものを採用しておりますので、ご安心下さい。
その為、音質も申し分の無い仕上がりです!
電源は嬉しい100V仕様となります。
当時の輸入元であるRFの正規品となります。
付属品としてちょっと高級な電源ケーブルをお付け致します。
この機会に究極のハイエンドをお試し下さい!