【挿絵多数】棟方志功『板画の道』 宝文館 初版 昭和31年刊行

【挿絵多数】棟方志功『板画の道』
宝文館より昭和31年に刊行された、棟方志功の板画解説書の初版本でございます。

棟方志功の板画作品を、初期作品から「谷崎歌々板画巻」までを棟方自身が自作自解しており、鑑賞の良き案内書となっております。
また、「板画」についての棟方自身の随筆も多数収載されており、「板画美術」についての入門書として恰好の一冊となっております。

巻末には神林良吉による「棟方志功小伝」が掲載されており、出版当時までの棟方志功の詳しい来歴を知る事が出来ます。

コンディションは、書き込みや蔵書印はございません。
外函下部に一部裂けがあり、表見返しに一部裂けがございます。
他に裏見返しに書店票が残っております。
その他は経年良好です。

本年は棟方志功展が開催されており、その良き道標となる善本かと思います。
余談ながら、筑摩書房『棟方志功板画』の本文中にて柳宗悦が本出品の『板画の道』を推薦しております。

棟方志功芸術にご興味がある方のご入札をお待ちしております。




（2023年 11月 6日 1時 26分 追加）
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（2023年 11月 6日 1時 28分 追加）
巻頭の口絵写真は土門拳によるものです。