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★★週末終了廉価出品!、プロレタリア文学★『新選 前田河廣一郎集』、昭和3年、改造社、外装無し完本★徳富蘆花に師事、ブルジョワ文学 |
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商 品 詳 細 |
商品名 ☆ 『新選 前田河廣一郎集』
著 者 ☆ 前田河廣一郎
,時 代 ☆ 昭和3年11月1日
版 数 ☆ 20版
出版社 ☆ 改造社
コンディション ☆ 背に少キズ、本紙に僅かなシミ
補 足 ☆ 外装無し完本、初だしの品でございます。
<商品についての解説>
昭和前期のプロレタリア文学作家、前田河廣一郎の作品集です。
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支 払 詳 細 |
◇Yahooかんたん決済 |
発 送 詳 細 |
◇レターパックライト370円(340mm X 248mm X 30mm、4kg以内、追跡記録あり・郵便受け投函) |
注 意 事 項 |
◆ 保存状態は誠実にお伝えいたしておりますが、色あい・質感ほか、写真に映りにくい場合があります。掲載できます写真の点数にも限りがあり、神経質な方のご入札はおひかえ願います。また、解説・掲載写真等を最後までご確認の上でのご入札をお願いいたします。◆
★ 毎週、金曜日と土曜日終了分は、廉価スタートです。幅広い品目での出品を予定いたしておりますので、ご興味いただければ幸いです。★
★ 落札後は、落札日の翌々日までにご連絡願います。発送品の受け取り連絡につきましても、到着日の翌々日までにお願いいたします。★
★ 評価ご不要の方は、事前にご連絡願います。★
★ 全体的に評価が悪い方、0評価の方は、入札を取り消させて頂く場合がございますので、ご了承願います。★
◎◇◎ 古書籍・古美術 ◎◇◎
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(2023年 10月 23日 16時 01分 追加)
★★★★★★★★★★★★書籍提供をお願いしている、生田敦夫先生よりのメッセージ★★★★★★★★★★★★★
思い起こせば、少年時代の家庭内の出来事が原因で、数十年にわたる歪な関係が続き、ほぼ無縁だった父・生田耕作と30年前に和解。その後は、親子の失くした時間を取り戻すかのように連絡を取り合い、杯を交えては文学について語り合い、 洛中の古書店を巡り書物を漁り、多くの時間を共にした。しかし親子の時間はそれほど残されておらず、数年後に父はこの世を去る。
とはいえ最晩年の数年、多くの時を共に過ごせたことは、私にとってのささやかな喜びである。
当時私は、洛南向日市の寓居に暮らし、日々、読書・装丁・製本・書籍収集に明け暮れていた。
向日市は旧長岡京跡にあり、今も多くの竹林と風情が残る片田舎である。
そのころ私は、父に新しい屋号を考えてくれと依頼した。
そして数日後、屋号「洗竹亭」を用いるようになる。
「洗竹」は、『大漢和辞典』によると居士や草舎と同じ意味を持つようだ。
双蓮居や馴染みの飲み屋で、父はよく言っていた。
「書物やコレクションは、蒐集家から蒐集家・コレクターへと引き継がれるべきであって、無機質な資料館などで一部の研究者のために保管されるものじゃあない。」・・・
今では私も、六十代半ば。和解した頃の父と同齢になった。光陰儚し・・・
泉鏡花のコレクションは、三十数年前に、公開展示を目的に、息女、泉名月さんが名誉館長をなさっていた金沢市の泉鏡花記念館に託した。
とはいえ、今でも私は鏡花資料の探索は怠らず続けている。
さて話は変わるが、近年まで十数年間、思いもよらぬ浮世の沙汰に巻き込まれ、少々大袈裟だが、私は半死半生の日々を過ごして来た。
ようやく正気の日々を取り戻した今、雑然と取り散らかった蔵書を眺め、世に言う「終活」ならぬ「蒐割」をすることとした。
泉鏡花をはじめ、国木田独歩、幸田露伴、山田美妙、江見水蔭、岩野泡鳴、永井荷風、谷崎潤一郎、吉井勇ほか、好みの作家を手元に残し、それ以外の蔵書、そしてダブって所持しているものを、「書肆シエン」さんにお譲りいたし、世の愛書家、研究者諸氏のお手元に届けば幸甚である。
老いてますます市井の道遠く、何卒ご理解願いたく、ご容赦、ご容赦。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
著 者 ☆ 前田河廣一郎
,時 代 ☆ 昭和3年11月1日
版 数 ☆ 20版
出版社 ☆ 改造社
コンディション ☆ 背に少キズ、本紙に僅かなシミ
補 足 ☆ 外装無し完本、初だしの品でございます。
<商品についての解説>
昭和前期のプロレタリア文学作家、前田河廣一郎の作品集です。
★ 毎週、金曜日と土曜日終了分は、廉価スタートです。幅広い品目での出品を予定いたしておりますので、ご興味いただければ幸いです。★
★ 落札後は、落札日の翌々日までにご連絡願います。発送品の受け取り連絡につきましても、到着日の翌々日までにお願いいたします。★
★ 評価ご不要の方は、事前にご連絡願います。★
★ 全体的に評価が悪い方、0評価の方は、入札を取り消させて頂く場合がございますので、ご了承願います。★
◎◇◎ 古書籍・古美術 ◎◇◎
(2023年 10月 23日 16時 01分 追加)
★★★★★★★★★★★★書籍提供をお願いしている、生田敦夫先生よりのメッセージ★★★★★★★★★★★★★
思い起こせば、少年時代の家庭内の出来事が原因で、数十年にわたる歪な関係が続き、ほぼ無縁だった父・生田耕作と30年前に和解。その後は、親子の失くした時間を取り戻すかのように連絡を取り合い、杯を交えては文学について語り合い、 洛中の古書店を巡り書物を漁り、多くの時間を共にした。しかし親子の時間はそれほど残されておらず、数年後に父はこの世を去る。
とはいえ最晩年の数年、多くの時を共に過ごせたことは、私にとってのささやかな喜びである。
当時私は、洛南向日市の寓居に暮らし、日々、読書・装丁・製本・書籍収集に明け暮れていた。
向日市は旧長岡京跡にあり、今も多くの竹林と風情が残る片田舎である。
そのころ私は、父に新しい屋号を考えてくれと依頼した。
そして数日後、屋号「洗竹亭」を用いるようになる。
「洗竹」は、『大漢和辞典』によると居士や草舎と同じ意味を持つようだ。
双蓮居や馴染みの飲み屋で、父はよく言っていた。
「書物やコレクションは、蒐集家から蒐集家・コレクターへと引き継がれるべきであって、無機質な資料館などで一部の研究者のために保管されるものじゃあない。」・・・
今では私も、六十代半ば。和解した頃の父と同齢になった。光陰儚し・・・
泉鏡花のコレクションは、三十数年前に、公開展示を目的に、息女、泉名月さんが名誉館長をなさっていた金沢市の泉鏡花記念館に託した。
とはいえ、今でも私は鏡花資料の探索は怠らず続けている。
さて話は変わるが、近年まで十数年間、思いもよらぬ浮世の沙汰に巻き込まれ、少々大袈裟だが、私は半死半生の日々を過ごして来た。
ようやく正気の日々を取り戻した今、雑然と取り散らかった蔵書を眺め、世に言う「終活」ならぬ「蒐割」をすることとした。
泉鏡花をはじめ、国木田独歩、幸田露伴、山田美妙、江見水蔭、岩野泡鳴、永井荷風、谷崎潤一郎、吉井勇ほか、好みの作家を手元に残し、それ以外の蔵書、そしてダブって所持しているものを、「書肆シエン」さんにお譲りいたし、世の愛書家、研究者諸氏のお手元に届けば幸甚である。
老いてますます市井の道遠く、何卒ご理解願いたく、ご容赦、ご容赦。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★